自分が見る夢の特徴

まずは五感に関することからあげてみよう。
・基本的に薄暗い
明るく鮮明な夢など見たことがない。いつも独特の薄暗さがある。晴れた外にいる、というようなシチュエーションでも薄暗い。
・彩度が低い
モノトーンに近い。ただし完全に白と黒のみ、ではない。
・色は付いている
ただし、印象的な部分にのみ。それも鮮明ではない。
・音、というものは感じられない
もちろん夢の中でだれかと会話したりしていることはあるが、それは日常聞くような音とは違っているように思われる。振動を感じていないのに音が聞こえる、とでも言おうか。
・感触はある
ただし、非常にまれに。触っているな、と感じる程度のものから普段感じているような非常にリアルな感触がある場合もある。ただし双方とも、ごく希に、といった頻度。ほとんど無い、と言って差し支えない。
・匂い
これも、ごく希に。感触と同程度。
・味
これは(少なくとも覚えている範囲では)無かったように思われる。
・温度
味と同じ。

内容について。
・登場する人物はごく身近な人物のみ、という場合が大半を占める
会ったこともない人が出てくることはほぼ無い。ただし、誰なのか分からない人、が出てくることはまれにある。
・飛ぶ夢は見たことがない
ありがちなもの、であるらしいが少なくとも記憶している範囲には無い。
・落下する、ということはある
ただし、非常に深いところへ延々と落ちていくようなものは無い。ごく低い段差から落ちる、といった程度。
・やけに細かい設定の夢、が希にある。
目を覚ましてから「夢のなかのことなのにそんなに複雑な事を考えているのはおかしいのではないか」と感じられる程度に。具体例を挙げる。
・機械に関する夢
エンジンヘッド部分を0.2mm研磨してガスケットを1枚にして、そうすると圧縮比が… というふうに専門用語や数値が出てくる。用語に関しては適切に使われているように思われるが、数値はおそらくでたらめだろう。
・SFっぽい夢
緑色の月を見た夢、というのがあった。大きいアーチ型の窓から大きい緑色の月が見えていて、その窓の前に男が一人いて月を見て泣いている、という夢。その男が誰なのかはわからないが、自分ではない。
この夢も細かな設定があって、まず月が大きいのは、地球と月の距離が狭くなっているから。これは相当に未来の話なので月と地球の距離が近くなっている、という理由が背後にある。
(実際に月と地球の距離は不変ではなく変化している、というような話を聞いたことがあるのでおそらくそのへんの記憶からそうった設定を作り出しているのではないか、と思える)
月が緑色なのは、緑化(テラフォーミングだ)されたことがあるから。一度テラフォーミングしてそこに人が住んでいたことがあった、という設定になっている。そして現在はそこには人は住んでいないが、植物だけが繁殖している、というもの。
男が泣く理由は、月に残してきた人がいるから。ただし、それが誰なのかはわからない(目が覚めて続きを見ていない)
現実的かどうかはともかく、「あんまり深く考えていないSF小説」程度の整合性はあるように思われる。火星テラフォーミング、みたいなネタはSFではよくあるし。まあ夢の中の事だから荒唐無稽なのが当たり前だと思われるが、その中にあっては整合性が感じられる。