人生は螺旋の階段みたいなものだ。
上から見ると同じところをぐるぐる回っている様に見えるが、
横から見れば上に上っているのだ。

と思いたいが、一周しても1ミリくらいしか上ってない螺旋階段なんじゃないのかこれ、といった感じがしてきた今日この頃。

まあ1ミリでも上がれば御の字だろう、と思うようにしよう…

深層心理。

よくあるアレだ。一枚の紙を渡して、ここに木を一本描き込んでください、とかいう課題が与えられて、左に描いたら実はこんな願望があるんだ、とか右に描いたらこれこれだ、とか、そんなの。

あれって設問と回答のあいだには、何らかの根拠があるんだろうか。統計的根拠があります、というほどのサンプル数で統計を取ったりしてるんだろうか。なんというか適当に考えてないか?といったようなものが多いように思われるが。

だいたいにして、「車があります、あなたはそれに乗ってどこに向かっていますか」みたいな質問で、「海」って答えたら「仕事のことで悩んでいます」みたいな回答が返ってくる、というものだが(この質問と回答は今適当に考えた)、そんなことでなぜそれがわかるのか。それに人ってのはもっともらしい説明がつけばそれで納得してしまう生き物だし。

そんなことないぞ、という人がいるかもしれないが。では、地球の反対側にいる人が落ちないのはどうして?→重力によって地球の中心方向に向かって常に引かれているからです、という説明で納得してはいないだろうか。「重力」が一体どういったものであるのかは深く考えないままに、だ。
やっぱり、科学的であれ非科学的であれ、事象に対して説明が付けば人はとりあえずは納得してしまうのである。

という、曖昧だしとりあえず説明が付けばなんとなく納得してしまうようなもので統計を取ってもそこから有意なものは見いだせないのではなかろうか。「仕事で悩んでいることがありますね?」といわれて「いやあ全然そんなことないです」と答える人もまれだろう。

ということで、ちまたにあふれている深層心理テストみたいなのはどうにもオカルトや疑似科学の領域を出ていないと思うわけである。
(まあ、そもそもがそんなに真面目なもんじゃなかろう、という気はするが。話のネタ、程度のものが大半だろう、あの類のものは)